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タイトル ジャンル 作成者 ガールフレンド(仮) アニメ 浅倉又一郎 怪物くん アニメ 逃亡者 鎧武外伝 仮面ライダー斬月 特撮 W・サード 鎧武外伝 仮面ライダーデューク 特撮 W・サード 鎧武外伝 仮面ライダーナックル 特撮 W・サード 鎧武外伝 仮面ライダーバロン 特撮 W・サード 帰ってきた手裏剣戦隊ニンニンジャー ニンニンガールズVSボーイズ FINALWARS 特撮 W・サード 帰ってきた天装戦隊ゴセイジャー lastepic 特撮 W・サード 帰ってきた特命戦隊ゴーバスターズ対動物戦隊ゴーバスターズ 特撮 W・サード 科学忍者隊ガッチャマン アニメ 逃亡者 科学忍者隊ガッチャマンII アニメ 逃亡者 科学忍者隊ガッチャマンF アニメ 逃亡者 仮面ライダーアマゾンズ (シーズン1) 特撮 逃亡者 仮面ライダー1号 特撮 nemesislivezx 仮面ライダーウィザード 特撮 逃亡者 仮面ライダーウィザード in Magic Land 特撮 W・サード 仮面ライダーウィザード 約束の場所 特撮 逃亡者 仮面ライダーオーズ 特撮 ジーク 仮面ライダー鎧武 特撮 W・サード 仮面ライダー鎧武 戦極バトルロワイヤル!! 特撮 W・サード 仮面ライダーゴースト 特撮 ジーク 仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z 特撮 ブラック・マジシャン 仮面ライダースーパー1(劇場版) 特撮 W・サード 仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ 特撮 逃亡者 仮面ライダーW RETURNS 仮面ライダーアクセル 特撮 ジーク 仮面ライダーW 特撮 逃亡者 仮面ライダーフォーゼ 特撮 ジーク 仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ 特撮 W・サード 仮面ライダーBLACK 恐怖!悪魔峠の怪人館 特撮 W・サード 仮面ライダー4号 特撮 逃亡者 餓狼伝説-The Motion Picture- アニメ ジーク がんばれ!! ロボコン 特撮 逃亡者 ガンダム Gのレコンギスタ アニメ ジーク ガンダムビルドファイターズ アニメ 浅倉又一郎 ガンダムビルドファイターズトライ アニメ 浅倉又一郎 GEAR戦士電童 アニメ 逃亡者 キテレツ大百科 漫画 逃亡者 キテレツ大百科 アニメ 逃亡者 機動戦士ガンダムAGE アニメ ジーク 機動戦士ガンダムAGE~クライマックスヒーロー~ 漫画 ジーク 機動戦士ガンダムSEED アニメ W・サード 機動戦士ガンダムSEED(漫画版) 漫画 W・サード 機動戦士ガンダムSEED キラとアスランの激闘 漫画 W・サード 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ アニメ もじ工房 機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト 漫画 逃亡者 機動武道伝Gガンダム(漫画版) 漫画 W・サード 劇場版 機動戦士ΖガンダムⅢ星の鼓動は愛 アニメ ジーク 逆転裁判~その「真実」、異議あり!~ アニメ ジーク キュートランスフォーマー 帰ってきたコンボイの謎 アニメ もじ工房 キュートランスフォーマー さらなる人気者への道 アニメ もじ工房 銀河お嬢様伝説ユナ 哀しみのセイレーン アニメ ジーク キン肉マン 漫画 W・サード キン肉マンⅡ世 アニメ ジーク キン肉マンⅡ世 ULTIMATE MUSCLE2 アニメ ジーク 喰いタン 漫画 W・サード グレートマジンガー(永井豪版) 漫画 W・サード クロスアンジュ 天使と竜の学園(エコール) 漫画 W・サード クロスアンジュ 天使と竜の輪舞(ロンド) アニメ W・サード ゲートキーパーズ21 アニメ 逃亡者 ゲゲゲの鬼太郎 地獄編 アニメ 逃亡者 鋼鉄ジーグ アニメ ジーク 甲鉄城のカバネリ アニメ ジーク Go!プリンセスプリキュア パンプキン王国のたからもの アニメ ジーク Go!プリンセスプリキュア アニメ ジーク 心が叫びたがってるんだ。 アニメ W・サード ご注文はうさぎですか?(アニメ版) アニメ W・サード 5年3組魔法組 特撮 逃亡者 金色のガッシュ!! 漫画 W・サード 金色のガッシュベル!! アニメ W・サード
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ドリーマーズ アゲン 工場星メッタがスヴェート目掛けて落下を始め、正規軍兵士たちがパニックに陥っている。 「敵前逃亡は銃殺刑だぞ!」「メッタが落ちてくるって言うじゃねぇか!」「逃げるが勝ちさ!」「貴様らぁ!」 エルガイムのコクピット。 アムの傍らで、クワサン・オリビーが空ろな表情でコアムの歌を歌い続けている。 アム「オリビー……」 スヴェート。 マーハル・セヌーマとハンス・アラハートを従えたオルドナ・ポセイダル(実は影武者ミアン)。 3人の前で、アマンダラ・カマンダラ(真のポセイダル)と執事のエイマンが近衛兵に取り押さえられている。 アマンダラ「私をどうするつもりだ。なぶり殺しにでもするのか?」 天井が爆発する。 すかさずアマンダラが近衛兵を振り払い、降って来る瓦礫をかわす。 近衛兵が瓦礫の下敷きとなって、アマンダラは自由となったものの、エイマンもまた下敷きとなる。 アマンダラ「エイマン!? チッ……」 ポセイダル「アマンダラを止めよ! オリジナル・オージェに乗せてはならん!」 マーハルたち「はっ!」 ダバ・マイロードのエルガイムmk-II(マークツー)が降下してくる。 ダバ「ポセイダル、いたかぁ!」 エルガイムmk-IIが降り立ち、アマンダラを追うマーハルたちは足止めされてしまう。 ダバ「逃がすかぁ!」 アマンダラが巨大な扉の向こうへ消える。 mk-IIが扉をこじ開ける。 アマンダラの前にそびえ立つ黄金色のヘビーメタル、オリジナル・オージェ。 ダバ「う!?」 オージェがひとりでに動いて攻撃を放ち、直撃を食らったmk-IIが吹っ飛ぶ。 ダバ「生きているのか……? あのヘビーメタル!」 アマンダラ「オリジナル・オージェのキーは生体反応だ。ダバ・マイロードくん、ポセイダルの恐ろしさというものを教えてやるよ」 アマンダラが乗り込むや、オージェの全身から生気がみなぎる。 突然、ポセイダルが苦しみだす。 ポセイダル「ああぁぁ……っ」 マーハルたち「ポセイダル様!」「しっかりなさって下さい!」「ここは危険です、早くあちらへ!」 アマンダラ「バイオリレーションとは、こういうことだ。人の生体エネルギーをパワーの源とする。カモン・マイロード、ヤーマンの血の結束を持っても、私のバイオリレーションには勝てんよ」 ダバ「そんなことはないっ! そんなことは……」 アマンダラ「ならば、試すがいい」 アマンダラの顔にみるみる生気が漲り、ミアンが演じていたポセイダルそっくりの顔になってゆく。 ダバ「ヤーマンの血のもとに!!」 アマンダラ「ポセイダルに逆らう者には死を!!」 海上をエルガイムが行く。 コクピット内で、オリビーが苦しみ始めている。 オリビー「はぁ、はぁ、はぁ……」 リリス「オリビー、どこが苦しいの? オリビー、目を開けて、お願い!」 アム「急ぐわ、ターナに!」 ギャブレーの乗るアトールが飛来して、エルガイムに迫る。 アム「アトール!?」 アトールが急降下し、エルガイムを海面に押し付ける。 アム「このぉ、沈められるものかぁ!」 ギャブレー「クワサンはどこか! mk-IIか? ターナにいるのか!?」 アム「ギャブレー!?」 ギャブレー「クワサン・オリビーを取り戻したのは知っている。彼女はどこか」 アム「あんたに関係ないでしょ!?」 ギャブレー「ある!! 私はクワサンを愛しているのだ! 私は本気だ!!」 アム「……わかったわ」 リリス「アム!?」 アム「その代わり…… スヴェートへ潜り込んだダバを助けてくれる?」 ギャブレー「おぉっ、助けるとも! クワサンはどこだ!?」 リリス「アム、やめてぇ!」 アム「オリビーはここにいるわ」 リリス「駄目ぇぇっ!」 ギャブレー「何と、何と!!」 アムがエルガイムの外に出る。 ギャブレーもアトールから降り、銃を構える。 ギャブレー「嘘ではないのだな? 渡してもらおう」 アム「中よ」 ギャブレーが、エルガイムのコクピットを覗く。 ギャブレー「あぁ…… 何といたいけな」 ギャブレーは、気を失っているオリビーを引き上げにかかる。 アム「手伝おうか?」 ギャブレー「すまんな」 アム「ほ…… ほら」 リリス「やめてってばぁ! ダバが悲しむよぉ!」 リリスがギャブレーに、必死にまとわりつく。 リリス「悪魔の手先のミラリィだぞ! 呪いをかけられたくなかったらオリビーを離せぇ! 離せ~っ!」 ギャブレー「えぇい、うるさいっ! 愛の前にはミラリィが何だ!!」 リリス「べぇ~だ!」 アム「おやめ、リリス」 リリス「だってぇ……」 アム「ダバを助ける約束は守れるわね?」 ギャブレー「男に二言はない。約束は必ず守る」 一方のダバは、オリジナル・オージェの圧倒的なパワーの前に苦戦を強いられている。 ダバ「ハァ、ハァ…… 何だ、あのパワーは? まるで吸い取られる感じがする」 アマンダラ「つくづく身のほどを知ったようだな、カモン・マイロードくん。ヤーマンの血が結束したからといって、スヴェートをパワー源にしているこのオージェを突破することは、無理だよ」 ポセイダル「うぅっ…… 何だ…… 私の生体エネルギーが放出してゆく…… フル・フラット、消えてゆくのか…… あなたの力が……」 マーハルたち「ポセイダル様、どうなさいました? ポセイダル様」「メッタの衝突まで、もう時間がありません。すぐシャトルを用意させます」 ポセイダル「私は逃げん。私をラキシスの心臓へ連れて行きなさい」 マーハルたち「ラキシスの心臓!?」「あそこへは、誰も生きては近づけません!」 ポセイダル「そうだ…… あの部屋は、私にしか開けられん」 エルガイムmk-IIの放つ銃撃を、オージェがバリアーで防ぐ。 ダバ「マキシマムパワーでも、かすりもしない!?」 アマンダラ「私の前では何者も無力だ」 ダバ「格闘に持ち込めば、mk-IIのパワーだって!」 アマンダラ「甘いな」 mk-IIがオージェに飛び掛るが、オージェのパワーの前に左腕を引きちぎられ、吹き飛ばされる。 ダバ「うわぁぁっ!」 アマンダラ「私の予定した以上の行動をしなければ、良い生活ができたものをなぁ」 ダバ「他人に自分の人生の枠を組まれて、何が面白いものかぁっ!」 アマンダラ「ならば、つまらなくしてやる」 オージェが剣撃を放つ。 とっさにmk-IIがランチャーを放つと、意外にも今度はオージェに命中する。 ダバ「当たった!?」 アマンダラ「チッ、フィールドを離れすぎたか」 ダバ「エネルギー切れか?」 オージェが立ち位置を変えると、再びオージェの全身の生気が満ち、猛攻が繰り出される。 ダバ「うぅっ…… さっきのパワーダウンは何だったんだ!?」 アマンダラ「すべてのフィールドでパワーが繋がらんとは…… そろそろカタをつけさせてもらうぞ、カモン・マイロード!」 オージェが、巨大な鎌を構える。 その姿に、死神のイメージが浮かび上がる。 ダバ「何だ…… あれは!?」 正規軍艦隊がガストガルを上昇してくる。 巡航艦サージェ・オーパスのブリッジには、ギワザ・ロワウがいる。 ギワザ「ガストガルを逃れようとする船は全て落とせ。一隻たりとも逃がすなよ。メッタはどうなっている?」 通信兵「はっ! 標準時間で10分後にはスヴェートを直撃します」 ギワザ「10分後には私がペンタゴナの王か……」 一方、反乱軍の帰還・ターナ。 ロンペ「反乱軍のスヴェート撤退、完了しました」 セムージュ「ダバくんとはまだ、連絡がとれないのか?」 ロンペ「はい。厚いジャマーのため、救助に向かったキャオ、レッシィ両名からも通信が途絶えたままです」 セムージュ「メッタ衝突まであとわずか…… 我々はまだリーダーを失うわけにはいかないんだ!」 スヴェートでは、レッシィがヌーベルディザードを駆ってダバを捜し回っている。 レッシィ「ダバ、どこに紛れ込んだの? ──上!?」 上階で待ち構えていたグルーンが体当たり。 レッシィ「えぇい、このっ!」 衝撃で床が抜ける。 ヌーベルはとっさにそばの鉄骨につかまるものの、グルーンはそのまま落ちてゆく。 レッシィ「ふぅ…… あれは…… 何だ!?」 眼下に巨大な十字架が見える。 ヌーベルがゆっくりと降下してゆく。 四方八方から、レーザーの雨が降り注ぐ。 ヌーベルが機体を破壊されながらも、どうにか着地する。 レッシィ「こんなのがあるってことは…… ここがスヴェートの心臓部?」 レッシイがヌーベルから降りて、単身、前方を目指す。 レッシィ「人が……?」 マーハルとハンスが倒れている。 レッシィの目の前で、2人の体が砂のようにボロボロに崩れ去る。 レッシィ「これは!? ──ポセイダルの秘密、この目で確かめてやる!」 真っ暗な通路を駆け抜けた末、視界が明るくなる。 巨大な女神像。 その足元へと続く階段の途中で、ポセイダルが倒れている。 レッシィ「これは!? ──ポセイダル!?」 ギャブレー艦スレンダースカラから、ギャブレーの乗ったバッシュが飛び立つ。 イレーネ「作戦参謀殿、メッタはもう近くまで来ているんですよ!?」 ギャブレー「反逆者となるのは私1人でいい。お前たちは正規軍の指揮下へ戻れ」 イレーネ「なぜです、ギャブレー殿!?」 ギャブレー「フッ、私はギャブレット・ギャブレーだ……! 義に死してこそ華だと思わんか!!」 バッシュが飛び去る。 イレーネ「はぁ…… 何と能天気な……」 レッシィ「ダバはどこ!?」 ポセイダル「少年は今…… 真なるポセイダルと戦っている」 レッシィ「真なるポセイダル?」 壁面のスクリーンに、ダバたちの戦いの模様が映し出される。 レッシィ「あれは!?」 ポセイダル「オリジナル・オージェのエネルギーは、スヴェートそのものから取っている…… 私を祭壇まで連れて行きなさい…… 私なら彼を止められる」 レッシィ「あなたが止める……? そんなことは信じられない!」 ポセイダル「信じないのは勝手だ…… 数分後にはメッタの衝突で皆死ぬのだぞ、レッシィ……」 レッシィ「あなたにはそれも止められるというのか?」 ポセイダル「無論だ……」 ダバ「やはり一定の距離を離れないな…… パワーを出せるフィールドが決まっていると見たぞ」 オージェの猛攻の前に、mk-IIが後ずさる。 背後は壁で、もはや退路はない。 ダバ「しまった!」 アマンダラ「私の両親は、これ以上のむごいやり方でヤーマンになぶり殺しにされた」 ダバ「何だと……!? アマンダラ!」 アマンダラ「それに比べたら、私は優しい男だと思って欲しいな!」 ダバ「そんなデタラメをっ……!!」 オージェの大鎌で、mk-IIの首が叩き切られ、吹っ飛ぶ。 同時に、mk-IIの繰り出したセイバーが、オージェの喉元に深々と突き刺さる。 アマンダラ「ミアンめ…… バイオセンサーを切ったのか!? うぅっ…… 私の夢を…… 私の世界を……!」 オージェがmk-IIを吹き飛ばす。 mk-IIは地面に倒れて、もはや動かない。 アマンダラが息を荒げ、その容姿が急速に老いてゆく。 ダバ「動け! 動いてくれ!」 アマンダラ「許さんぞぉ!! 小僧!!」 ダバ「動けぇっ!!」 再びのオージェの鎌。 あわやというとき、その刃をギャブレーのバッシュが受け止める。 ギャブレー「生きているのか、ダバ!」 ダバ「ギャブレーか!?」 アマンダラ「私の選んだ若者が…… 揃って私に歯向かうというのか!」 ギャブレー「お前の時代は終わった!」 アマンダラ「若造があぁぁ──っ!!」 オージェの全身が炎に包まれる。 ポセイダル「マシンなど使わずとも…… あなたの愛だけで…… 私は自由に操られましたのに……」 レッシィの目の前で、祭壇に座したポセイダルの体が砂のように崩れ去り、消滅する。 レッシィ「ミアン……!」 オージェが煙を噴き上げつつ動きを止め、崩れ落ちる。 突如、スヴェート全体が激しく揺れ始める。 ダバ「な、何だ!?」 ギャブレー「スヴェートが動き始めたんだ!」 レッシィ「ミアンの言ってたことって、このこと!?」 アムの乗るエルガイムの周囲、建造物がどんどんせり上がってくる。 リリス「アム、低すぎる!」 アム「でも、高度は下げてない!」 ギワナ「バ、馬鹿な! スヴェートが飛ぶなど聞いてはいない!」 空から、メッタが火の玉と化して飛来する。 海上から浮上したスヴェートがメッタを避け、メッタは何もない海上で爆発する。 ダバ「この感覚は?」 ギャブレー「空を飛んでいるみたいだが……?」 ダバはmk-IIを捨て、スパイラルフロー・ヴュイで脱出する。 アム「これじゃ、下にいるダバたちは……」 リリス「溺れるわけないでしょ、ダバが…… あ?」 アム「何?」 リリス「こっち……かな?」 ギワザ「フフフ。しかし、スヴェートの今の動きは最後の力と見た。反乱軍のザコどもを叩けば、もう終わりだな」 ダバたちがようやく、アムのエルガイムのもとにたどり着く。 ダバ「アム! エルガイム!」 アム「ダバぁ!」 リリス「ギャブレーが来てくれたの!?」 ギャブレー「クワサンのためには、多少の苦痛は耐えてみせる!」 ダバ「アム、コクピットを!」 エルガイムのハッチが開き、リリスが真っ先にダバに抱きつく。 リリス「ダバぁ!」 ダバ「リリス!」 アム「ダバ、よく無事で!」 ダバ「ありがとう……」 ダバがアムにキスを残し、自らエルガイムに乗り込む。 ダバ「ポセイダルは死んだ!! 一気にギワザと決着をつける!!」 セムージュ「やった! 聞いたか諸君! 我らがリーダー、カモン・マイロードはポセイダルを倒したぞ!! 残るギワザ艦隊を打ち倒し、ペンタゴナに自由を取り戻すのだ!!」 反乱軍兵たち「カモンがポセイダルを倒したのか!」「カモン・マイロードがいる限り」「反乱軍は勝てるぞぉ!」 反乱軍が一気に沸き返る。 ギワザ艦隊から次々にヘビーメタルが出撃する。 反乱軍も勢いに乗って迎え撃ち、乱戦状態となる。 ダバ「ギワザの船を沈めれば、事は済む!」 エルガイムがギワザのサージェ・オーパスに挑む。 ガニア・キラーズのアシュラ・テンプルが追いすがる。 ガニア「反乱軍こそ、貴様を潰せば烏合の衆! カモン・マイロード!」 リリス「ダバぁ!」 ガニア「ギワザ殿はお前の死がお望みだ!」 キャオがディザードを駆って駆け付け、アシュラ目掛けて斬りつける。 ガニア「何だ!?」 キャオ「あんたらねぇ! ギワザには、世界を背負ってくだけのパワーはないんだよ!」 ガニア「こんなところに…… うおぉぉ──!!」 エルガイムとディザードの連携の前に、アシュラが大爆発する。 通信兵「ガニア・キラーズの反応、消えました。我が軍の損傷、フリゲート艦3隻、ヘビーメタル34機……」 ギアザ (ここは…… 機を譲るしかないというのか) スレンダースカラ内。 乗組員「ギワザ艦隊が後退を始めました」 イレーヌ「よし、ギャブレー殿に最後の奉公だ。さよならね…… プラネット・ボンバー用意!! 目標ギワザ艦隊── ファイヤー!!」 プラネット・ボンバーが地表めがけて放たれ、ギワザの艦隊へと降り注ぐ。 ギワザ「な、何事だ!?」 通信兵「低軌道上からのプラネット・ボンバーです」 ギワザ「また近衛隊か!? 反乱軍なのか!?」 ギャブレー「イレーヌ!? 愛(う)い奴…… 良いタイミングで!」 ダバ「セムージュ、バスターランチャーだ!」 セムージュ「よし、バスターランチャーを落とせ!」 ターナから投下されたバスターランチャーを、エルガイムが手にする。 ダバ「バスターにエネルギーを回す。落ちるぞ」 リリス「とどめだからいい。やれ!」 通信兵「正面、エルガイムです。ギワザ様……? ギワザ様!?」 ギワザはすでに艦橋を離れ、1人で脱出用シャトルに乗り込んでいる。 ギワザ「こんなところで死んでたまるか…… あんなガキどもになめられて……」 ダバ「最期!!」 リリス「撃てぇっ!!」 ギャブレー「違う! ギワザはシャトルだ!!」 ギャブレーのバッシュが、ギワザのシャトルに追いすがる。 ギワザ「私に逆らうヘビーメタルがここにもいる…… ここにも!」 ギャブレー「ギワザ……!」 ダバ「ギワザ!!」 ギワザ「軍を立て直してくれば、烏合の衆なぞは……」 エルガイムのバスターランチャーが、ギワザのシャトル目掛けて火を吹く。 ギワザ「叩きのめしてくれる…… あ? がああぁぁ──っ!!」 バスターの光の中に、ギワザがかき消えてゆく── 反乱軍兵の間を、通信が飛び交う。 通信『何、投降する? 正規軍のどこの部隊だ?』『ラジャー、受け入れる』 セムージュ「よぉし、指定した海上へ降下してくれ」 勝利に沸き返っている反乱軍兵たち。 セムージュ「喜んでいる暇はないぞ! 各艦艇のチェック、スヴェートに集結させるんだ!」 決戦を終え、ダバが仲間たちのもとを発つ日がやって来た。 アム「いいところあるのね、クワサン・オリビーをダバに返すなんて」 ギャブレー「『ギャブレーさん』ではなくて…… 『お兄ちゃん』と呼ばれ続けるのは、私の本意じゃない……」 レッシィ「でもギャブレー、あなたがクワサンを返すって言ったときから、ダバはコアムに帰るって言い出したのよ」 アムがちらりと、キャオを見やる。 アム「何で今日はついてかないの? 冷たいじゃない?」 キャオ「俺だって自立したいんだよ。いつまでもダバ、ダバじゃあるまい? な、リリス」 リリス「フフッ、今度は私とミラリィ探しをするんだよね」 ダバがオリビーを連れて、セムージュと固く握手をかわす。 セムージュ「いつでもまた、スヴェートにな」 ダバ「ありがとう。本当にありがとう、セムージュ。そして…… みんな!」 アム「おぅ!」 キャオ「近寄らねぇぞ! 近寄ると、泣いちゃうからなぁ!」 レッシィ「そ、勘弁ね……」 リリス「そ、堪忍ね、ダバ……」 ダバ「さ…… クワサン・オリビー、故郷へ帰ろう」 オリビー「うん、お兄ちゃん」 バイオリレーションの後遺症か、オリビーがミアンと同じ仕草で耳元を撫でる。 ダバがオリビーを抱き上げ、オリビーが子供のように笑い転げる。 オリビー「アハハハ! アハハハッ……」 ギャブレー「あれは、一生治らん…… ダバめ……」 反乱軍兵たちに見送られ、ダバとオリビーを乗せたターナが飛び立つ。 レッシィ「アマンダラは、ヤーマンの血族者全てに対して、復讐を完成させたのよ……」 アム「復讐を…… 完成させた!?」 レッシィ「今日から一生、人形になってしまったオリビーの面倒を見るのよ…… そして、歳をとって死んでゆくのよ。2人とも……」 レッシィが涙をこぼす。リリスもアムの髪に顔を埋め、肩を震わせる。 アム「それが…… 復讐か…… でも、ダバはそれを選んだのよね……」 アムも大粒の涙を流し始め、がっくりと膝をつく。 ダバたちの生まれ故郷のコアムを目指し、ターナが飛び去っていく。 (終)
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タイトル 作成者
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タイトル 作成者 有言実行三姉妹シュシュトリアン 逃亡者
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翔け!! 英雄達(ヒーロー) ジャグールの洞窟 鷹取舞や美杉沙羅、他の女性が捕らわれていた。 そこに、クイーンが現れる。 クイーン「美杉沙羅……恨み重なるブルースワット!」 サラの足元にはディグテイターが落ちていた。 クイーン「消してやる!!」 ジャグール「止めるのじゃ! 我が魔術で甦ったときに契約したはず。女どもの生け捕りに協力するとな……」 クイーン「ジャグールめ……」 帯刀「ジャグール、貴様いったい何を企んでいる!?」 ジャグール「あの女共が秘めた、命を生み出す母なる力を利用して、その魂を甦らせてやるだけよ。お前たちのようにな!」 ジャグールにゴールドデジックが向けられる。 帯刀「止めろといったら……これ以上の悪の復活は、俺には邪魔だ」 ジャグール「私を殺せば、闇は再びお前を飲み込むぞ!?」 ジャグールが去る。 アースアカデミア 甲斐拓也たちが考え込んでいた。 大作「俺たちが油断したばっかりに……舞とサラが……」 拓也「みんな、すまない……」 鳴海翔が拓也の胸倉を掴む。 ショウ「謝るぐれぇなら何であの時、俺の指示を聞かなかった!? ジャマール倒したからって、いい気になってんじゃねぇ!!」 カブト「まあまあショウ、そこまで言わんでも……」 拓也「いいんだ、カブト。ショウの、言うとおりだから……」 大作「この責任は俺たちが取る! 行こう」 拓也と片桐大作が部屋を出る。 博士「おいおい、おい……」 カブト「おい! みんな、冷たいわ。もうええ、わかった。俺だけでも拓也たち、助けたるわ!」 カブトも部屋を出る。 ガンギブソン「おい、ちょいと……きつすぎたんじゃねぇか!?」 ジャンパーソン「いや、あのままでは拓也たちは……勝利という酒に酔いつぶれてしまったに違いない」 シグ「『勝って兜の緒を締める』……ですからね」 博士「確かに。しかし、これまでの戦いはそりゃあ、厳しいもんだった。今、気が緩むのも当然といえば当然だ……頼む。みんな、フォローしてやってくれ!」 ショウ「わかってるって、博士。心配すんなよ」 ジャンパーソン「そうですよ」 博士「ありがとう、ありがとう……ありがとう!」 洞窟 女性たちが泣きじゃくる。 サラ「みんな、泣かないで。きっと助けが来るから……」 舞「サラさん、ごめんなさい。私たちで勝手に動かなければ……」 サラ「それより舞、私のブーツを……」 サラのブーツにはナイフがあった。 舞「ナイフ……」 サラが頷く。 舞が必死でナイフを取る。 そこへ、ジャグールとネオギルドのロボットが現れる。 ジャグール「儀式の準備じゃ。もうすぐ闇が太陽を隠し、邪悪なる魂が甦る」 サラ「そうか、今日は日食……」 ジャマール「女ども、こうなれば貴様らは用済み! 餌食にしてやる……」 ジャグールが呪文を唱えると、井戸から手が出現する。 サラ「舞、急いで。時間がない!」 舞がナイフで触手を切り始める。 通路 クイーン「ジャグールめ……悪の魂を甦らせてどうするつもりだ!? 大体、この私に支配者面するのも気に食わん!」 帯刀「ジャグールは……この俺が消す。だがその前に、どうしても倒さねばならんやつがいる……」 遊園地前 大作「責任取るとは言ったものの、手がかりゼロか……」 カブト「まあまあ、元気出してぇな。きっと見つかるって! ん?」 そこには、ヒデユキの姿があった。 拓也「ヒデユキ君……ヒデユキ君」 ヒデユキ「お姉ちゃん、見つかった!?」 拓也「いや、それがまだ……」 ヒデユキ「どうして!? ビーファイターは強いんでしょ!?」 拓也「ヒデユキ君、許してくれ。僕たちは強さによって飲まれていたんだ。でも、約束する!」 大作「きっと助けるよ。姉さんも、他の皆も」 ヒデユキ「絶対!?」 拓也「うん!」 「俺たちも約束するぜ!」 振り向くと、ショウとシグがいた。 ショウ「姉ちゃんは絶対助けてやっからな!」 シグ「それから遊園地でのイベント、それも必ずやります。だからそれまで待っていてください」 ヒデユキ「うん。僕、待ってる!」 ヒデユキが去る。 カブト「ほな、遊園地でな!」 しかし、一同の顔はまだ落ち込んだままだった。 そこへ、ジャンパーソンとガンギブソンが現れる。 ガンギブソン「おいおい、そんな神妙な面すんなよ! らしくねぇぜ」 ジャンパーソン「舞も、サラも、きっと無事だ。力を合わせて一緒に戦おう!」 一同「おう!」 ショウ「大作、さっきは悪かったな」 大作「いやあ、こっちこそ……」 すると謎のエネルギーがショウたちに炸裂する。 ビルゴルディ、クイーン、ジャマール怪人、エイリアンが現れる。 拓也「ビルゴルディ、クイーン! 舞とサラはどこだ!?」 クイーン「そんなことは知らん。行くぞ!」 クイーンがエイリアン体となる。 拓也「重甲!!」 大作「重甲!!」 拓也がブルービートに、大作がジースタッグに重甲。 洞窟内 舞が触手を切り続ける。 ジャマール「儀式が終わるまで、ビーファイターどもを引きつけておけ!」 水晶玉にブルービートたちが敵軍団と戦っている姿が映し出される。 ようやく切り終わるが、ジャマールとロボットに気づかれる。 ジャマール「貴様ら!」 ロボットの銃撃が炸裂し、舞が倒れる。 サラ「舞、ディグテイターを!」 舞がディグテイターを発砲。 その後、サラを助けようとするが……。 サラ「私のことはいいから、早く皆に知らせて!」 舞「サラさん……」 サラ「早く!!」 舞は逃げる。 ジャグール「追え、逃がすな!」 ロボットが舞を追いかける。 手の光線をロボットが発射。 舞はこけるが、ディグテイターをロボットに向けて発射。 ロボットが爆発する。 すると月が欠け始める。 舞「急がなきゃ……」 洞窟 ジャグール「時は近づいた! 闇よ、邪悪なる魂を……すべての力をわが身に!! ジャミール、ジャマール!!」 女性たち「うわああっ!!」 女性たちからエネルギーが吸収される。 ジャグール「ジャミール、ジャマール!!」 戦場 クイーン「食らえ!!」 クイーンの攻撃が再びビーファイターたちに襲い掛かる。 今度はビルゴルディがゴールドデジックを繰り出す。 一同「うわああっ!!」 舞が戦場にたどり着く。 舞「みんな!」 ブルービート「舞!」 舞「ジャグールは日食の完成と同時に、全ての悪を復活させようとしているの!」 ブルービート「何!?」 舞「サラさんやみんなが危ない!!」 舞にゴールドデジックを乱射するビルゴルディ。 舞「うわあっ!!」 ブルービート「舞!!」 再びブルービートたちに発砲。 ブルービートがインプットマグナムで反撃。 ブルービート「カブト!」 カブト「な、何や!?」 ブルービート「奴らは俺たちが食い止める! これを舞に頼む!!」 カブト「よっしゃ、わかった!」 カブトはビーコマンダーを持ってジャンプする。 ブルービート「行くぞ! ビルゴルディ、クイーン!! セイバーマグナム!!」 ジャンパーソン「ジャンバルカン!!」 ガンギブソン「ガンボルバー、ブローソン!!」 ショウ「ディグテイター!!」 合体技が炸裂。 怪人たちの姿はなく、落ちているのはビルゴルディのヘルメットだけだった。 ジースタッグ「やった……やったぞ!」 だが、帯刀とクイーンはまだ生きていた。 帯刀「俺は、二度は死!」 クイーン「私は勝つ!」 日食が終わる。 女性からエネルギーはどんどん吸い取られていく。 ジャグール「邪悪なる魂よ、今こそ我が元へ!! 今こそ……」 怪人たちの腕が頭部に変わる。 今度はそれらがジャグールに吸収されていく。 そこへ、レッドルとカブトが現れる。 レッドル「ジャグール! トルネードスパーク!!」 トルネードスパークが炸裂。 ジャグール「もう遅いわ! 儀式は終わった」 太陽が元に戻る。 レッドルがスティンガープラズマーでサラの触手を破壊する。 サラが力尽きる。 レッドル「あっ、サラさん……」 カブトも触手を取る。 カブト「しっかりしいや!」 井戸にはギガロの頭部が残っていた。 レッドル「ギガロ……!?」 頭部が沈む。 一方、ブルービートたちは帯刀たちの猛攻に苦戦する。 すると今度は落雷が落ち、倒れる一同。 帯刀「何だ? この凄まじい気配は!?」 今度はどこからかジャグールの声が響く。 「闇の扉は開いた――地上にあるものが全て死滅し、闇の時代となる!!」 一同の前にジャグールが強力な姿で現れる。 クイーン「あれは……」 帯刀「何だ!?」 ブルービート「ジャグール!?」 体にはビーファイター、ブルースワット、ジャンパーソンが倒してきた怪人の頭部が合体していた。 シグ「あれは……ジスプ!!」 ジャンパーソン「超獣神!」 ジースタッグ「ガオームまで……」 ブルービート「あれはブラックビート!」 そこへ、レッドルとカブトがサラを連れて現れる。 サラ「みんな!」 ブルービート「サラさん!」 サラ「あれがジャグールの目的だったのよ。全ての悪と復活と、統合!!」 ブルービート「何!?」 ジャグール「この私は、全ての頂点に立つ……究極の悪となったのだ!!」 ブルービート「究極の悪!?」 ジャグール「ビルゴルディ、クイーン、貴様らの役目は終わった。死んで私の一部となり、永遠に仕えよ!」 帯刀とクイーンの周りに火がつく。 帯刀「黙れ、ジャグール!! ぬあああ―――っ……」 クイーン「おのれぇ―――っ……」 帯刀とクイーンは消え、ジャグールの体にその頭部が飾られる。 ジャグール「ヌハハハ!!」 するとブルービートたちがどこかの異空間に飛ばされてしまう。 ブルービート「ここは……!?」 ジャンパーソン「みんな、油断するな!」 すると背後からジャグールが一同に攻撃を仕掛ける。 ガンギブソン「この野郎!!」 ガンギブソンは銃を放つが、ジャグールは消えてしまう。 ガンギブソン「消えた!」 ブルービートたちの体から火花が飛び散る。 ジースタッグ「なんてパワーだ……奴にはどんな武器も効かないぜ」 サラ「そうだ、ジャグールはまだ完璧じゃないかも!」 レッドル「あのギガロの顔……ジャグールは全ての悪を取り込めてないのよ! スキがあるかも」 ブルービート「よし、ビートスキャン!!」 ブルービートがスキャンするが、『分析不能』と表示が出る。 ブルービート「分析不能だ。ダメだ、ここにいるのは実体じゃない!」 ジャグールが光を浴びせる。 ジャンパーソン「負けない! ニーキックミサイル!!」 ジャンパーソンが右膝からミサイルを繰り出すと空間の壁が少し開く。 ジャンパーソン「これだ! エネルギーを、空間の一ヶ所に集中させるんだ」 ブルービートたちは銃で空間を撃ち、穴を開ける。 だが、ジャグールの手が邪魔をしたため、空間が閉じてしまう。 カブト「アカン! 撃つのを止めた途端に閉じよる。脱出でけへん!!」 シグ「しかし、全員は無理でも……」 ジースタッグ「そうか、1人だけなら」 ショウ「OK。そんなら行くのはお前だ、ブルービート」 ブルービート「俺が……!?」 ジャンパーソン「そうだ。ジャグールの弱点を探り、倒す! 君の、ブルービートの力があれば可能だ」 ブルービート「わかった!」 ブルービート以外の全員がもう一度銃を発射し、空間に穴を開ける。 しかし、ジャグールがまた邪魔をしようとしているが何とか耐える。 空間に穴が開く。 ジャンパーソン「ブルービート!」 ジースタッグ「今だ!!」 ショウ「行け!!」 ブルービート「わかった!」 ブルービートが穴にジャンプし、本物ジャグールの元に着地する。 ブルービート「あるはずだ……取り込めなかった悪の隙間が。ビートスキャン!!」 しかし、隙間はなかなか見つからない。 ブルービート「ダメだ、怪人が多すぎてスキャンできない!」 ジャグールの攻撃がブルービートに炸裂。 ジャグール「バカめ!」 ブルービート「探すんだ……なんとしても!」 ジャグールの光のロープがブルービートに巻きつく。 ブルービート「あきらめない……俺を信じてくれた皆のために!」 ブルービートは立ち上がる。 ブルービート「そして……俺たちを待っている子供たちのためにも……!!」 ジャグール「ほざけ!!」 ジャグールの念力がブルービートを引っ張りあげる。 ジャグール「とどめだ!!」 するとようやく、隙間が発見される。 ブルービート「見えた、隙間だ!」 スティンガーブレードで隙間を攻撃。 ジースタッグたちが異空間から脱出される。 揃う一同。 ブルービート「ジャグール! お前はブラックビートを生み、俺に倒させた。そして、今度は死んだ魂まで利用したんだ! そんな……命を弄ぶお前を、俺は……俺たちは許さない! 絶対に許さない!! メタルフォーゼ!!」 ブルービートがスーパーブルービートにメタルフォーゼ。 ブルービート「ビートイングラム・ファイナルモード!!」 ハイパーショウに変身したショウがドラムガンファイヤーを、ジャンパーソンがジックキャノンを構える。 ショウ「ドラムガンファイヤー!!」 ジャンパーソン「ジックキャノン!!」 ブルービート「スーパーファイナルブロー!!」 3つの最強技が炸裂。 炎の中、怪人たちの頭部が落ち、消える。 ジャグールの姿も普通の姿に戻っている。 ジャグール「ワシはまだ死なぬ……」 すると、ビルゴルディの腕がジャグールの足を掴む。 ビルゴルディ「ジャグール……」 ジャグール「あっ!?」 ビルゴルディ「貴様も来い、地獄の闇に……!!」 ジャグール「ビルゴルディ……放せ、放せ!!」 ジャグールが大爆発し、炎上する。 ショウ「終わったな……」 ジャンパーソン「ああ……」 ブルービート「終わったんだ。今度こそ、本当に……!」 カブト「やったぞ―――!!」 レッドル「やったー!!」 ブルービート「皆、ありがとう」 後日、遊園地でイベントが開かれる。 博士「『ヒーロー、愛のふれあいスペシャル・めっちゃ好きやねん』!!」 一同「お―――い!!」 ステージにはビーファイター、ブルースワット、ジャンパーソンたちや博士が立っている。 拓也「どうも!」 博士「一緒に遊ぼう!」 拓也たちはイベントで賑わう。 時代、時代を戦ったヒーローたちがいた。ジャンパーソン、ブルースワット……そして今、ビーファイターもまた、歴史となる。ありがとう、ヒーローたち……ありがとう、重甲ビーファイター……そして、さようなら。いつかまた、会う日まで…… おわり
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【※GK注:このSSは2020/08/23 0 04に投稿されており、遅刻ではありますが、締め切り直前に遅刻が可能かの旨を相談いただいていたため、今回は掲載する判断をいたしました。投票していただくことも可能です。】 樹を捨てよ、街に出よう 戦いがあった。 そして、これはその後の話だ。 ◆ ◆ ◆ 「はい、ではシルクハットにこのカードを入れてー。そしてハンカチをかけてー……」 黒色のシルクハットを手元に構えた少女が、満面の笑みで観客に語り掛けた。 少女の格好……燕尾服にシルクハットという、いかにも【私は手品師です!】と全力で主張する姿がやや受けしたのか、道行く人々がそれなりに足を止めて見守っている。 その視線に気をよくしたのか少女は笑みを深め、すう、と息を吸い込む。 「わーんつー……すりー!」 雑な発音のカウントと同時に、ハンカチがぱっと取り除けられた。 「なんと、カードが花束になっちゃった!」 なんでだ。 この手品を見た観客の反応は大きく三つに大別された。 脈絡の無さに苦笑いする者、突然の事にぽかんとする者、素直に感心し拍手を送る者。 俺は1番目。そして。 「おおー!!」 婦警は3番目だった。 それはもう目をキラッキラさせて拍手喝采している。 「はーい、婦警のお姉さんありがとう!」 「どういたしまして! でもワタシは府警じゃないんですけど」 「またまたー。あ、せっかくなんでこれはお姉さんにあげるね!」 「わ、と……あ、ありがとうございます!」 手品師の少女に渡された花束を手の中で持て余しながら、婦警は少女に一礼した。 多分、この少女は婦警の中で「守るべき一般市民」に分類されているのだろう。その機嫌を損ねるような事はしたくない、といったところか。 婦警は俺の方を見て、ちょっと困ったような笑みを浮かべている。 「……後で持ってやるよ」 俺が小声でそう伝えると、婦警の笑みから憂いが消えるのが分かった。 やれやれ。だがまあ、悪くない。 俺は小さくため息をつくと、頭上を見上げた。 そして、何にも遮られていない、青空を見た。 ◆ ◆ ◆ 「ありがとうございますウォーたん。そんなに持ってもらっちゃって」 「構わねえさ。どうせ両手は空いてたし。……しかし」 横を歩く婦警をチラ見した後、俺は大きくため息をついた。 「あのお嬢ちゃん、まじでこれしか持ち芸なかったのな……」 俺の両手には紙袋。袋の中身は、大量の花束。 言うまでもなく、さっきの手品師嬢ちゃんから貰ったものだ。 彼女の芸は、全てが『何かを花束と入れ替える』ものであり、婦警と俺以外の観客はすぐに飽きて三々五々去っていき。 そして、彼女に気に入られた婦警はその花束を逐一手渡され、荷物持ちの俺がそれを運ぶことになった、という流れである。 「そうですねえ。きっと……」 言うまでもなく、これは手品師少女の魔人能力だろう。 『視界外にある所有物を花束に変える能力』といった辺りか。 だが。 「きっと、この芸がすごく好きで、それだけをずっと練習したんでしょうね。すごいです!」 婦警がそう認識すれば、そうなる。 哀れな魔人手品師は、熟練の一芸手品師へと書き換えられる。 ……今更ながら、俺は『常識強制』の恐ろしさを腹の底から味わっていた。 街をちょっとパトロールするだけでこの始末だ。いつの間にか一般人にされた魔人の数は十や二十ではあるまい。 警察が何を考えてこんな女を抱えているのか、万能ならざる俺には分からなかった。 考えたところで、何か回答が与えられるはずもなかった。 なので、俺はもう一つため息をついて。 「……ま、そうなんだろうさ」 適当に相槌を打った。婦警は我が意を得たり、といった顔で頷いている。 やれやれ。出来る事なら、こんな危険物との付き合いはとっととやめて、久々の一般人ライフをエンジョイしたい所なのだが。 「……どうにかやめられないのかね、このデートもどき」 「デートもどきじゃありません! あ、もちろんデートでもないですけど」 「そこ、念を入れて否定する必要あったか?」 「ウォーたんには乙女心が分からないんですね。ところで質問の答えですが」 婦警、カチュア=マノーは人差し指を立てると、笑顔で言った。 「もちろんダメです。忘れたんですか、ウォーたん? あなたが『世界樹消失事件』の重要参考人だってこと」 ◆ ◆ ◆ 世界樹は跡形もなく消え去った。 ドンダーの奴が望んだとおりに、それは何の痕跡も被害も残さず、きれいさっぱり無くなった。 だが、それが存在した記録、人々に植え付けた記憶まではそうもいかない。 これまで当たり前のようにあった物がなくなる事による混乱は、手をこまねいていれば世界を三回は転覆させただろう。 必然として、この世界を治める側の連中はその辺りの対応に奔走することを強制された。 それは国府州警(けいさつ)とて例外ではない。 元々その辺り、治安の維持は彼らの管轄であるのだから、当然と言えばそうだ。 だが、表向きには秘されたものの、その消えた経緯を知る当事者を抱えるとなると話が変わってくる。 この辺りについて詳細を語り始めると明らかに本筋から脱線するので、詳細は省略するが。決して面倒だからではない。 結論から言えば、おれは国府州警(かれら)の重要参考人となり、婦警(カチュア)はその護衛と監視、さらにパトロールを兼ねて俺とともに街に出ている、という訳だ。 無論、忘れていたはずは無い。 ないが、納得できるかと言うと話は別だ。 ◆ ◆ ◆ 「ダメか」 「そうです」 「どうしてもか」 「どうしてもです」 「いや、でもなー」 俺はため息をついて、周囲の街並みを見渡した。 電気屋の街頭テレビでは最近世間を騒がす謎の怪盗とやらの特集番組が映し出され、一人の少女がそれを真剣に見ている。 車道では、荷台に様々な荷物を積んだ軽トラが信号待ちで止まっている。荷物にいくつか家具が見えるところからすると、引っ越しだろうか。 電気屋の隣の喫茶店からは店長らしき老年の男性が出てきて、大きく伸びをしている。 その横を、巨乳の姉ちゃんが側転で通り抜けていく。 呆れるような日常だ。 俺がしばらく前に失い、そして再び手に入れたものだ。 「こう……こういう失った物をかみしめる的シーンを、他人と一緒にやりたくはないというか」 「まあ、ずっとあんな所にいたら息が詰まる、というのは分かりますけどね」 「だろう?」 「でも、それとこれとは別の話です。ウォーたんにどんな事情があったとしても、法規にのっとってワタシが監視することに決まっているんですから」 「……まあ、そうなんだが」 でもなあ。四六時中、風呂とトイレと寝るとき以外監視のために大体一緒にいます、が法規に書いてあるとは思えないんだが。 「あれか? 俺がイケメンすぎて惚れ」 「あ、すいません電話が」 「せめて最後まで言わせろよボケを!」 恥ずかしいだろうが! と食って掛かろうとした俺を静かにのジェスチャーで黙らせ、婦警は携帯電話を耳に当てる。 「はい、カチュア=マノー。はい……ええ!? 脱獄!? 彼がですか!?」 ああ。俺は実感する。 どうやら、新しく手に入れた日常は……。 「分かりました、急行します。重要参考人は……はい、規定にのっとり協力要請。わっかりました!」 ……ひどく、騒々しい物らしい。 ◆ ◆ ◆ この話は、四人の候補者の物語だ。 この節は、異能の特異点の終着だ。 天に根を張り、地に枝を伸ばし、さかしまにそびえ立つ、世界樹のまやかし。 愚者が世界へ至る、或(あ)る彼方(かなた)への行程の、終点。 世界樹の形をした神秘現象(アルカナータ)は、ここで潰える。 だから、俺がアンタたちに話しかけるのも、これが最後だ。 ただ、一つだけ覚えていてほしい事がある。 例え道が分かれ、再び交わらなくても、俺は歩みを止めない。 そして、アンタたちも歩んでいる事を、俺は疑わない。 だから、どうか。 アンタたちにもそうあってほしい。 歩みを止めず、俺が歩んでいることを疑わないでほしい。 それを、俺、異能の特異点ウォーダンとアンタたちとの、最後の約束にする。 それじゃあ、縁があれば、また。 SSツリーリンク 初回 第2回 第3回 第4回 最終回 天より伸びよさかしまの樹 星に手を伸ばすふたりの人 斯くして闖入者は場を紊す 此れは”四人”の物語 (このSS) + 蛇足 蛇は靴下を履かない 「……ああ、帰ってたのですか? お帰りなさい、ホリィ」 「ただいま。帰りたくなんてなかったのですが。また、死ねませんでした」 「うーん、相変わらずですね。そんなだから“矛盾の特異点”なんて呼ばれるのですよ」 「……別に、私は特異でも点でも、何より矛盾しているつもりもないのですけどね。呼びたい人がそう呼ぶのは構いませんが」 「ははは。まあそんなことより、世界樹殺し(ミッション・ニーズヘグ)、お疲れ様でした」 「……その命名はどうかと思いますが、結末はしかるべく。本当に、その命名はどうかと思いますが」 「おや、蛇はお嫌い?」 「靴下を履かない生き物は嫌いです」 「左様ですか。……まあ、ともあれ無事に始末できたようで幸いです」 「……“先代”の手を借りざるをえなかったのは嫌な気分でしたが」 「そう言わないでください。使える手は何だって使うでいいじゃないですか」 「私の趣味に合わない、と言っているのですが通じませんでしたか、“虐殺”? そもそもがあなたの尻拭いなんですよ、これは」 「おっと、これは失敬“自殺”の令嬢。それを言われてはぐうの音も出ませんね」 「危うく識家に魔人工場とのコネクションができるところでした。……自覚しているのなら何より」 「やれやれ。……これからどうするのです、ホリィ?」 「そうですね。1年喪に服します。……知人が死んだので」 「……それはそれは」 「……では、失礼しますね」 「はい。お気をつけてホリィ。……ところで、なぜそんなに急いでいるのです?」 「……分からないのですか?」 「「こんな“名探偵”と一緒の部屋になんていられるか! 私は一人でいさせてもらう!」」 「ではまた」 「ええ、また」 SSツリーリンク 初回 第2回 第3回 第4回 最終回 天より伸びよさかしまの樹 星に手を伸ばすふたりの人 斯くして闖入者は場を紊す 此れは”四人”の物語 (このSS)
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完全決着!さらばケンカ番町 (抜粋) マサル・アグモン「うおおおおおおっ!!」 完
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第293回 再生のダイアモンドダスト!! アシュラマン「ウ・・・ウアア~~~ッ」 実況「どうしたぁ~~~っアシュラマン?突如我を忘れ取り乱す~~~~~っ!」 アシュラマンが悪魔将軍の思念体からリボーンダイヤモンドを授かった時のことを回想する。 アシュラマン「こ・・・こんな老いさらばえた体では悪魔超人として、も・・・もうひと花咲かせることもで・・・できん~~~~っ。わ・・・わたしに溢れる力をくだされィ~~~~ッ、将軍様~~~~っ」 悪魔将軍「アシュラマンよ~~~っ、おまえは35年前悪魔超人の同志をふり切り、‘悪魔道精神(スピリッツ)‘を捨て去り正義超人軍入りしたのではなかったのか~~~^っ?そんな裏切り者のおまえがよく悪魔の長であるこのワシに虫のいい頼み事ができたもんだのう」 アシュラマン「わ・・・わたしは正義超人軍にいても、なぜかいつも魚の骨がノドにひっかかるような違和感・・・疎外感を感じていた・・・」 悪魔将軍「それがどうしたあ~~~っ」 アシュラマン「そ・・・それで悟ったんじゃ。いくら正義超人軍精神に則った闘い方をし、元・同志である悪魔超人たちを試合で倒してもそ・・・それはあくまで正義超人の外面だけを模倣しているに過ぎないことを~~~~っ!これがわたしの実体だ―――――っ!」 アシュラマンが右上段の手でしがみついていた岩壁を殴り砕き、その欠片を左上段の手に突き刺した。その手から血が流れ落ちていく。 アシュラマン「・・・・・」 悪魔将軍「ウオオ~~~~ッ」 アシュラマン「い・・・いくら正義の衣を纏おうともっその体の中には無秩序、無軌道、無慈悲なドス黒い性悪の血が流れてやがるんだ~~~っ!ど・・・どんなに清い行いをしたって、こ・・・この濁った血はか・・・変えられはしない~~~~~っ!ウグワアッ!」 岩壁が砕け、アシュラマンが落ちて行く。 そこへ、悪魔将軍がリボーンダイヤモンドをアシュラマンの体内に送った。 悪魔将軍「よおしアシュラよ、おまえに今一度悪魔超人としてのチャンスを与えてやる~~~~っ!はち切れんばかりに若く魔界の王子として震え上がらせた34年前、いやそれ以上の悪魔に再生させてやる―――っ!」 アシュラマン「ア・・・アア~~~ッ!」 悪魔将軍「お・・・おまえが悪魔超人最盛期のわ・・・若い肉体を欲しいとね・・・願うのと・・・オ・・・オレがせ・・・正義超人一の叡智をぶん取りたいと欲する思いのど・・・どこに違いがあるんだぁ―――っ。ど・・・どちらも己が気持ちを満たすための・・・き・・・汚え心にか・・・変わりないではないか~~~~っ」 悪魔将軍の体から、体を構成するダイヤモンドが落ちだした。 母親「ア・・・アシュラマンさん・・・」 凜子「お・・・おばさん!」 悪魔将軍「し・・・しかしオレは好きだぜ・・・そういうわがまま、ご・・・強欲さが・・・」 アシュラマン「ウ・・・ウアァ・・・」 悪魔将軍「ア・・・アシュラよ・・・オ・・・オレがもう少しでミートの叡智を強奪できるところを・・・お・・・おまえが邪魔したのはな・・・何かの間違いだよな・・・?」 悪魔将軍が膝を付いた。 スグル「!」 悪魔将軍「に・・・二度も我ら悪魔超人軍をう・・・裏切ることはないよな・・・に・・・肉体をぜ・・・全盛期以上に瑞々しく、き・・・強力に再生させてやったお・・・恩をよもや忘れてはいまいなァ」 アシュラマン「・・・・・」 悪魔将軍「お・・・おぬしのま・・・魔界のプ・・・王子(プリンス)‘という異名とあ・・・悪魔超人の闘いの精神、悪魔道をオ・・・オレは信じているぞ・・・さ・・・さあ、おまえの口からも言ってくれ・・・これはま・・・間違い・・・ほ・・・ほんの戯れであ・・・あったことを・・・」 バッファローマン「アシュラ・・・」 母親「ア・・・アシュラマンさん・・・」 アシュラマン「わ・・・わたしは‘悪魔道精神‘をも・・・持っている・・・」 万太郎「ア・・・アシュラマン・・・」 スグル「おまえ!」 悪魔将軍「お・・おお~~~っ、アシュラ~~~~っ」 アシュラマン「しかし将軍、あなたの信じる悪魔道とわたしの信じる悪魔道は違う!」 悪魔将軍「バ、バゴア~~~バゴア~~~~~~~ッ!」 悪魔将軍の頭の無い首から血が噴き出した。 アシュラマン「我ら悪魔超人は人間どもを征服し支配することを最大の目的としているが、 それも正義超人とのルールある闘いに勝った暁にもたらされるもの! わたしの考える‘悪魔道精神‘には闘いのルールを破ってまでの支配略奪は許されない!たとえ極悪非道が売りの悪魔であっても試合に負ければそれを認め、リングを降りる潔さ、公正さ、行動の洗練さがなければダメだ!」 悪魔将軍「ぬ・・・ぬかせぇ~~~~っ、この悪魔将軍の‘悪魔道精神‘以外の悪魔道など存在せん~~~~~~っ!バンゴア―――――ッ!」 アシュラマン「ハアア~~~~~ッ、アアア~~~ッ」 悪魔将軍の放つ光線を受けて、アシュラマンの胸からリボーンダイヤモンドが浮かびあがっていく。 万太郎「ああ~~~っ、アシュラマンの胸からダイアモンドがぁ―――――っ!」 アシュラマン「アアア~~~ッ」 万太郎「ア・・・アシュラマンの顔がどんどん皺クチャになっていく~~~~っ」 アシュラマン「アアア~~~ッ」 アシュラマンの胸からリボーンダイアモンドが飛び出し、アシュラマンが元の年老いた体に戻った。 悪魔将軍「バゴアバゴア、も・・・元のじいさんに逆戻りだな・・・」 悪魔将軍がリボーンダイアモンドを砕いた。 スグル「ア・・・アシュラ・・・」 悪魔将軍「バゴアバゴア、そ・・・そうやって死ぬまでろ・・・老醜を晒して、い・・・生きていくがいい・・・」 実況「あ―――っと悪魔将軍、タイムリミット内にミートの残りひとつのボディパーツを奪えなかったために全身が崩れていく~~~~~っ!」 悪魔将軍「バゴアバゴア、さ・・・騒ぐな凡人ども~~~~っ、オレは不死身の‘恐怖の将‘だぁ~~~っ!ま・・・また何者かに取り憑き、こ・・・この次こそ本当に転生を遂げてやる~~~~~~~っ!!そ・・・それまで万太郎及び正義超人軍よ・・・首を洗って待ってるがいいぜ~~~っ」 悪魔将軍の体がバラバラに砕け散り、身体を構成していたダイアモンドが降り注いでいった。 万太郎「あ・・・悪魔将軍がバラバラにほ・・・崩壊しちゃった!」 スグル「万太郎、おまえたち新世代正義超人軍が悪魔超人35年ぶりの復活を瀬戸際で食い止めたんじゃよ――――っ!」 万太郎「そ・・・そうか~~~~~っ、やったんだねボクたちが~~~~っ!」 ダイアモンドは、悪魔の種子との戦いで命を落とし、大黒柱骨の一部にされていたアイドル超人たちにも降り注いでいき・・・ ハンゾウ「グ・・・グウウ~~~ッ」 ジージョマン「うう~っ」 もげたイリューヒンの頭が胴体に戻っていく。 スカーフェイス「ウ・・・ウウ~~~」 ケビン「ア、アア~~~~ッ・・・」 ケビンの全身を覆っていた砂金がはがれ、サンシャインの下半身に戻っていった。 サンシャイン「・・・?」 万太郎「ま・・・まさに地獄にそぼ降る再生のダイアモンドダストだ・・・ミ・・・ミート!ミ・・・ミートは、ミートは?」 ミートの体は悪魔将軍から解放されていた。 万太郎「・・・ミート――――ッ!」 スグルと万太郎がミートの体に向かう。 アシュラマンが息子、シバを殺めた時のことを思い返す。 アシュラマン「シ・・・シバよ、おまえは間違っていない!もしもおまえが悪魔超人の家に生まれてきたら、立派な極悪非道の能力の備わった悪魔超人一族の跡継ぎとなっていたんだ・・・そ・・・それをわ・・・わたしが自分の体に流れる、無秩序、無軌道、無慈悲な悪魔の血をかえりみず正義超人に宗旨替えなんてするから・・・シバよ、これからの人生はおまえへの贖罪のために生きていくよ・・・」 万太郎「い・・いよいよ最後のひとつのボディパーツ・・・」 万太郎がミートの体にミートの頭をはめた。 その手足が動き、ミートの意識が目覚めた。 ミート「に・・・Ⅱ世・・・スグルさまも」 万太郎「ミ・・・ミート!わかるのか―――っ!」 ミート「ウワアア~~~ン、ゴメンなさい~っ、ご迷惑をおかけして」 ミートが泣きながら万太郎に抱き着いた。 万太郎も涙ぐみながらミートを抱きしめた。 アシュラマン「グオラグオラッ!」 立ち上がろうとするアシュラマンにサンシャインが肩を貸した。 アシュラマン「サ・・・サンシャイン」 サンシャイン「悪魔にも友情はあるんだぜ・・・」 ミート「ウワア~~~ン、でも恐かった~~~~~」 万太郎「もう大丈夫だよミート・・・」 アシュラマン「‘悪魔にも友情はある‘か。そのセリフ、いつぞやも聞いたな。ね、年齢なんて関係ねえ・・・老いてますます正義超人打倒の夢が心の中で大きく猛ってやがる」 サンシャイン「協力するぜ。おまえが声をかけてくれれば、オレはいつだって」 万太郎たちに見送られながら、アシュラマンとサンシャインが何処かへ去っていった。 聞くにつけてもあわれなる~~~~ ふたつ、三つ、四つ五つ~十にも足らぬおさな子が~~~~ 賽の河原に集まりて父恋し、母恋し~~ 恋し恋しと泣く声は~~~この世の声と事変わり~~~~・・・ キン肉マンⅡ世 第一部 完
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仮面ライダーストーリー 電子化が進んだ世の中。 仕事の書類、町の広告、身の回りの様々なものが 紙からディスプレイの中の映像に変わっていく。 それは『本』も例外ではなく… 図書館からは本が減り、人々が紙のページをめくる音が消えていった。 『あぁ…我々が消えていく…』 『本に込められた想いも、暖かみも優しさも全て冷たくなってゆく…』 小さな図書館で本が消えてゆくのを嘆いた物語の主人公たちの前に 1人の少年が現れた。 『お母さんを知りませんか?』 『寝る前に本を読んで貰う約束をしたの』 『でもお母さんどこにもいないの』 不気味な光を放つ、大きな絵本を抱えて現れた少年を 本の主人公たちは喜んで出迎えた。 『一緒にお母さんを探してあげよう』 『待ってる間ご本をたくさん読んであげよう』 『だから少年、その絵本を見せてはくれないか?』 少年の持つ不気味な絵本は魔法の絵本。 その絵本の力によって、本の主人公たちは力と身体を手に入れた。 『今まで共にあった人間たちに復讐を!』 『この瞬間を授けてくれた少年に感謝と惜しみ無い愛情を!』 『想いの強さを知るがいい!!』 …これは、人の想いを守る為の悲しい物語…
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前話で、地球滅亡を目論んでいたバズド星人アガムスは、ついに復讐心から解き放たれる。 そして、地球全体を覆っていたスフィアバリアは消滅する。 喜びも束の間、最強のスフィア獣、マザースフィアザウルスが出現する。 アガムスが電脳魔人テラフェイザーでマザーに挑むものの、力及ばす消滅してしまう。 カナタはウルトラマンデッカーとなり、ウルトラマントリガーと共にマザーに挑むが、敗北を喫する。 そして変身アイテム・ウルトラDフラッシャーも消滅してしまう── ナースデッセイ号の一室で、リュウモン、イチカ、ハネジロー(HANE2)、ウルトラマントリガーことケンゴ。 ケンゴ「スフィアメガロゾーアと戦ったとき、僕と接触してエタニティコアの存在に気づいた。そして、月で記憶を調べた……」 リュウモン「ゲートは失われ、もう誰もエタニティコアに触れることができなくなったはずでは?」 HANE2「自らの時空を超える能力を利用しているようです。火星でもソルジャーの攻撃が激しくなり、身動きがとれないと報告が入っています。それに──」 リュウモン「カナタのことか……」 HANE2「体内にスフィア因子が蓄積しているようです。このままでは、命の危険が……」 カナタが憔悴しきった様子で、現れる。 カナタ「た、戦う方法は…… まだあるはずだ!」 イチカ「カナタ!?」 リュウモン「戦うって…… 一体、どうやって!?」 ケンゴ「その体じゃ、またウルトラマンになれるかどうか!?」 カナタ「アガムスが言ってた。マザーには、弱点があるって」 彼方の光 司令室で、ムラホシ隊長の負傷を、サワが介抱している。 カナタやリュウモンたち一同が現れる。 リュウモン「マザースフィアの弱点がわかりました」 リュウモンがムラホシに、テラフェイザーの操縦アイテム・フェイズライザーを渡す。 リュウモン「その中に、データが入っていたんです。胸部のコアを破壊すれば、マザースフィアの活動を止めることができます」 ムラホシ「今の戦力で…… いえ、地球の科学力で可能なのですか?」 リュウモン「不可能です。しかし、ウルトラマンなら」 サワ「ウルトラマンたちも、マザーに勝てなかったんじゃ?」 リュウモン「我々も協力して、作戦を行います」 ムラホシ「ウルトラマンたちと、どうやって作戦の共有を?」 カナタ「俺が…… ウルトラマンデッカーです!」 ムラホシとサワが、その言葉に衝撃を受ける。 サワ「何を言ってるの……!?」 ムラホシ「──ひとつ、聞かせてください。アスミ隊員。最近のあなたの体調不良は、ウルトラマンであることと、関係あるのですか?」 カナタ「……」 ムラホシ「そうなのですね? もしこの作戦が、あなたの命を左右するというなら、上官として簡単に許可を出すわけには──」 カナタ「それでも! 自分たちが今やるべきことはこれだって、みんなで決めました!」 イチカ「決めてない……」 イチカの目に涙が混じり、声も涙声になっている。 イチカ「決めてない。私、決めてないよ」 カナタ「……」 イチカ「だってカナタ、死んじゃうかもしれないんだよ! 決められない…… そんなの決められないよ!」 カナタ「イチカ……」 イチカ「どうして? どうしても何も言ってくれなかったの!? 言ってくれないと分からないよ! カナタは1人で戦って、1人で苦しんで…… なのに、なのに私、何も……」 カナタ「違うって、イチカ。俺は、1人だなんて一度も思ったことない」 イチカ「……」 カナタ「GUTS-SELECTに入ってから、いや、訓練校に入ってから! ずっとお前が一緒にいてくれた。お前が、みんながいてくれたから、戦ってこられたんだ」 カナタが力強く、イチカの肩に手を置く。 カナタ「大丈夫! 今度もぜってぇ負けねぇよ!」 イチカ「カナタ……」 サワ「仲間だから…… 心配を、かけたくなかったんじゃない?」 ムラホシ「訓練校時代、アスミ隊員の成績は最下位でした。1年遅れで訓練を始めて、ついていくだけでも精一杯だったはずです。知っていましたよ、あなたが1人で特訓しているのを。だからチームに必要だと思ったんです。リュウモン隊員は見つめる天才。キリノ隊員はまっすぐの天才。そしてアスミ隊員、あなたは努力の天才ですから」 カナタ「本当に…… いいチームに成長しましたね」 ムラホシ「それでリュウモン隊員、作戦というのは? ファルコンとホークの修理は進んでいますが、ナースデッセイ号は戦闘不能、テラフェイザーも動かすのがやっとのはずです」 リュウモン「これです」 リュウモンがムラホシに、タブレットを渡す。 ムラホシ「!?」 カナタ「マナカさんが、ウルトラマントリガー!?」 カナタ「イェ──イ! 大成功! 驚きました!?」 ケンゴ「もう、カナタくんがどうしてもって……」 リュウモン「俺は反対しました」 カナタ「怒らないでくださいね、ほら、スマイル・スマイル!」 イチカ「調子に乗らない!」 サワ「あなたたちに一本取られるとは……」 ムラホシ「……いいでしょう、作戦を承認します! 指揮はあなたに一任します。リュウモンソウマ、隊長代理!」 リュウモン「……はい!!」 イチカが、修理の終わったGUTSファルコンの前に立つ。 カナタとリュウモンが並ぶ。 カナタ「いいこと教えてやるよ、イチカ。ファルコンは元々無人機だから、乗り心地は最悪なんだ!」 イチカ「……TPU訓練校、宇宙開発科を舐めんな!」 イチカが笑顔でサムズアップを決める。 カナタとリュウモンも、サムズアップを返す。 リュウモン「GUTS-SELECT、出動!!」 一同「ラジャー!!」 イチカの乗るGUTSファルコン、リュウモンの乗るGUTSホークが宙を舞い、マザースフィアザウルスに立ち向かう。 スフィアソルジャーたちが群がって来る。 リュウモン「来たぞ、しっかりついてこい!!」 イチカ「ラジャー、援護お願いね!!」 GUTSファルコン、ホークが、スフィアソルジャーたちを次々に撃破する。 リュウモン「今です、マナカさぁん!!」 ファルコンからケンゴが、体1つで宙に飛び出す。 ケンゴ「うおぉぉ──っ!!」 ケンゴが一気に、グリッタートリガーエタニティに変身して、大地に降り立つ。 トリガーがマザースフィアザウルスの胸を目がけて、五指を突き立てる。 マザーからの攻撃が次々にトリガーに突き刺さるが、トリガーは手を緩めない。 ケンゴ「う…… うおぉぉ──っ!!」 リュウモン「マナカさんが吸収した、エタニティコアのエネルギーを光に変換して…… 今だ、カナタぁ!!」 カナタは1人、地上に立っている。 カナタ「うおぉぉ──っ!!」 カナタが叫びと共に駆け出す。 群がるスフィアソルジャーを、GUTSファルコンとホークが蹴散らす。 トリガーが全身にエネルギーを漲らせつつ、跳躍する。 ケンゴ「受け取れぇ──っ!!」 トリガーがエタニティコアの光を、地上のカナタ目がけて放つ。 カナタが跳躍して、そのエネルギーの奔流の中へと飛び立つ。 カナタの手に、消滅したはずのウルトラDフラッシャーが、再び現れる。 変身の解除されたケンゴが、カナタと交錯する。 カナタ「ケンゴさぁ──ん!!」 ケンゴ「カナタくぅ──ん!!」 ケンゴ「頼んだよ!!」 カナタ「はい!! デッカァァ──ッッ!!」 音声『Ultraman Decker, Dynamic Type !』 カナタが一気にウルトラマンデッカー・ダイナミックタイプに変身して、大地に降り立つ。 イチカ「やった……!」 リュウモン「いっけぇー! カナタ!!」 マザーの放つ破壊光線を、デッカーがシールドカリバーで防御する。 強力な光線の前に、デッカーが次第に押されてゆく。 リュウモン「ハネジロー、テラフェイザー起動!!」 HANE2「ラジャー!」 HANE2の乗ったテラフェイザーが再起動、押されるデッカーを支える。 カナタ「ハネジロー!」 HANE2「任せろ、カナタ!」 デッカーが光線を薙ぎ払う。 リュウモン「いけぇぇっ!!」 イチカ「カナタぁ!!」 デッカーとテラフェイザーが共に、マザー目がけて突進する。 カナタ「集めたエネルギーを、マザーに!!」 デッカーが、シールドカリバーにエネルギーを漲らせ、マザーを斬りつける。 テラフェイザーも加勢する。 しかしマザーの攻撃の前に、デッカーとテラフェイザーが倒れる。 デッカーの強化変身も解除され、基本形態のフラッシュタイプに戻ってしまう。 さらにデッカーのカラータイマーが点滅して、エネルギーの消耗を知らせる。 マザーがさらに、デッカーたちに迫る。 あわやというとき、ナースデッセイ号のキャノンがマザーに炸裂し、窮地を救う。 リュウモン「まさか!? イチカ「隊長、副隊長!?」 ムラホシとサワが、負傷の身で必死に、ナースデッセイ号を操縦している。 サワ「間に合った!!」 ムラホシ「援護くらいならできそうです!」 GUTSファルコンとホークが合体して、GUTSグリフォンとなる。 リュウモン「総員、マザーのコアに集中攻撃!!」 ナースデッセイ号とグリフォンが、マザーのコアに集中攻撃をかける。 ケンゴも地上から、銃で援護する。 デッカーも立ち上がり、反撃を再開する。 マザースフィアザウルスの全身から、一際大量のスフィアソルジャーが放たれる。 ナースデッセイ号が、GUTSグリフォンが、スフィアに取り込まれる。 テラフェイザーが、そしてデッカーまでもが、スフィアに取り込まれてしまう。 カナタたちGUTS-SELECT一同が、、光に満ちた空間に漂っている。 カナタ「ここは…… 俺は一体……? ……俺? 俺って、何だ……?」 マザースフィアの声が響く。 マザー「全てを一つに── 全宇宙の全ての命を、一つに── 悲しみを、争いを、止めるために── 個々のまま存在しては、争いを、悲しい未来を避けられない── 全てを融合し、完全無欠の存在に、完全なる生命体に── これこそが未来── 未来は一つに、未来は一つに──」 カナタ「一つ…… 全て…… 未来…… 完全…… ……じゃねぇ!! 俺たちの未来を、勝手に決めつけるな!! 失敗することもある、間違えることだって…… でも、何度でも、何度でもやり直せばいいんだ!! 『悲しい未来は、避けられない』……だったら、その悲しみを乗り越えてやる!! 俺たちは、前へ、未来へ、進むんだぁぁぁ!!」 一同「うおおぉぉ──っっ!!」 デッカーが全身のスフィアソルジャーが吹き飛ばす。 その波動を受け、ナースデッセイ号、GUTSグリフォン、テラフェイザーを覆っていたスフィアも弾け飛ぶ。 サワ「命を一つに…… そんなこと、絶対にさせない!!」 ムラホシ「この宇宙には命の数だけ可能性が、未来があるんだ!!」 HANE2「違うからこそ、前に進めるんだ!!」 リュウモン「俺たちの未来は、俺たちが作る!!」 イチカ「未来を夢見る、邪魔をするな!!」 デッカーとGUTS-SELECT一同が一丸となり、反撃が再開される。 マザー「すべてを一つに──」 GUTSグリフォンとナースデッセイ号の同時砲撃が、マザーのコアに炸裂する さらにテラフェイザーのバスターがコアに叩き込まれる。 マザーのコアに、次第に亀裂が走る。 ウルトラマンデッカーが突進する。 マザーの攻撃で爆炎が上がるが、デッカーは怯むことなく突き進む。 デッカー必殺のセルジェンド光線が放たれる。 マザーも破壊光線を放ち、2つの光線が空中で激突する。 カナタ「うおおぉぉ──っっ!!」 マザー「すべてを一つに── すべてを一つに── 未来は──」 カナタの気合と共にデッカーの光線の威力が勝り、空中で衝突していた光線の威力を押し戻す。 マザースフィアザウルスが必殺光線を浴び、ついに大爆発を遂げる。 イチカ「……よし!」 変身を解除したカナタが、地に立ち尽くしている。 ウルトラDフラッシャーが、ディメンションホルダーが、宙に溶けるように消滅する。 カナタ「ありがとな…… ウルトラマンデッカー」 ふと見ると、アガムスと妻のレリアたちが、カナタに微笑みかけている。 ケンゴがやって来る。 カナタの視線の先を追うと、その先にはすでに、アガムスたち──の幻影が、消えている。 ケンゴ「やったね、カナタくん」 カナタ「はい。結局、戦いの先に何があるのか、答は見つかりませんでした。でも、俺はこれからも、こうやって生きていきます。目の前にあることを一つ一つ。それが、未来に繋がると信じて!」 ケンゴ「うん、それでいいんじゃないかな」 イチカ、リュウモン、サワ、ムラホシが駆けて来る。 一同「カナタ!」「カナタ!」「アスミ隊員!」 サワ「火星のスフィアも、全部消えたって!」 カナタ「マジっすか!?」 HANE2「ああ、マジだ」 イチカ「これで未来の宇宙もきっと、平和になってるね」 カナタ「よっしゃぁ!」 HANE2「やったな、カナタ」 ムラホシ「あなたたちと戦えて、心から誇りに思います」 ケンゴ「あ! 見てください!」 空から、無数の宇宙船が降下してくる。 ケンゴ「地球へ戻ってくる宇宙船です」 避難所の人々が、地上へ現れる。 皆それぞれ電話で、地球に戻って来る人々と連絡をとっている。 その中に、カナタの祖父のダイシロウの姿もある。 人々「もしもし? え、本当か!?」「あなた!?」 ダイシロウ「えっ、トキコさん? えっ、シロウも一緒!?」 カナタやGUTS-SELECT一同が、空に向かって大きく手を振り、皆を迎える。 カナタ「父ちゃーん!!」「母ちゃーん!!」 一同「みんな──!」「おーい!」「おかえりなさーい!!」 カナタ「おかえり──!!」 たくさんの応援ありがとうございました!カナタやデッカーの物語はまだ終わらない!? そして2年を経て、物語は『ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…』へと続いてゆく。